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不認可というカンフル注射

2012.11.20(Tue)

『思うこと』 Comment(0)Trackback(0)
どうも。

近ごろ田中文科相の大学不認可騒動で、大学の存立意義が問われるようになってきています。
僕は、「大学の数が増えすぎて、教育の質が低下している」という趣旨の田中文科相の発言は的を射た正確なものであると思っています。しかし、来年度の開学を目指す新大学の不認可はいたずらに教育現場の混乱を引き起こすだけで、無意味であると思います。また大学設置基準の見直しもなく、いままで雨後の筍の如く乱立された大学にメスを入れないのもおかしな話でしょう。

認可申請をした三大学は一転認可する、ということでひとまず落着しましたが、これからの大学教育が根本からの変革が必要だという認識はおそらく殆んどの方々が持っていられると思います。まずは文科省自身が今まで、大学設置基準を甘くしすぎていたことをよく自戒すべきだと思います。そしてやはり重要なのは大学教員の認識の変革です。この大学不認可騒動に関して、「政治の教育への介入だ」という声が大学教員などの方々から聞かれます。確かにそうした一面もあるでしょう。しかし僕にはそうした文句が、己の既得権益の擁護に懸命になっている大学教員の逃げ口上のように聞こえるのです。普段は政治家たちが既得権益にしがみつく様を批判する大学の学者先生たちが、いざ自分達の既得権益にメスが入れられようとすると、巧みな理屈をつけて己の大学教授という椅子にしがみついている。これほど矛盾したことはありません。

こうした大学教育の問題は、特に急増している私立大学にとっては死活問題だと思います。ではどこから手をつければ良いのか。僕は大学教員の養成にあたる大学院の選考をより厳しくすること――例えば社会人入試でも、自大学学部の成績優秀者でも、筆記試験を免除しない等――や、大学という教育機関ではなく研究機関を作り、急増する院卒者の雇用先を拡大することがまず挙げられると考えています。

次に大学の学部教育や入試の問題ですが、僕は大学の教育の質を高めたければ、大学入試を緩和して大学の定期考査を厳格にすることが必要だと思います。僕は大学入試というものは「高校卒業試験」であると考えています。というのも、ある人が大学入試に合格したからといって大学四年間着実に勉強し、学力が上がっていくという保障はどこにもないからです。むしろ、たかだか一度の試験の為に本来伸びるはずの素地のある学生を大学は逸していることが多い。ですから、僕は大学入試に関しては、推薦入試やAO入試をさらに拡大すべきだという考えを持っています。その代わり、大学側はカリキュラムと定期考査を厳密にし、さらには課題図書に関してのレポートを提出させるなど、今の高校の延長のような教育ではなく、自分で考えられる力をつけられる大学らしい教育を展開させればよいと思っています。そうすれば自然と学生は淘汰されていくのではないでしょうか。こうして淘汰された学生こそ、大学教員になるにしろ、小学校の先生になるにしろ、教育一般に携わる者にふさわしいのではないかと思います。「淘汰」というと厳しいイメージが浮かびますが、大卒後の進路の方向付けのためにも、民間就職か、公務員か、教職か、進学か、いずれにせよ大学三年あたりでコース分けをした方がよいと思います。そのコース分けの基準の一つとして大学教育による「淘汰」が必要だと思います。

前々から気になっていた問題ゆえに、やや語気強く書いたところもありました。しかし僕が今まで三年半以上過ごしてきた大学という場が教育の質の低下という問題(無論それは大学教員だけでなく、僕も含めた学生の意識が低いことにも由来していますが)に直面していることは否応なく感じてきました。ですから、田中文科相のような意気込み(あくまで僕が賛同するのは「意気込み」だけでその手法ではありません)を持って大学教育の問題に処してくれる人がいるということは、ある意味、現在の大学へのカンフル注射になるのではないかと密かに期待しているところです。

また記事が長くなってしまいました。ではまた。
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Author:マンボウ
25歳/男/大卒
民間で2年働いた後、1年半ほどバイトしながら勉強し公務員となる。
趣味は読書。

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